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    発酵食品は子供にも効果あり?おすすめの食べ方をご紹介

    「発酵食品は身体にいいって本当?」

    「子供もやっぱり食べた方がいいの?」

    発酵とは、微生物のチカラを借りて食品のたんぱく質や糖質がうま味などに変化させることをいいます。

    しょうゆ、味噌、納豆など、日本の食卓には欠かせない食品の多くが発酵食品です。

    「発酵食品は身体にいい」というイメージがありますが、やはり子供も食べた方がいいのでしょうか?

    そこでこの記事では、発酵食品と子供の健康について解説します。

    おすすめの発酵食品と食べ方も紹介しますね♪

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    この記事を書いたのは

    いちか 女の子ママ。
    管理栄養士としてクリニック勤務。現在は子育ての傍ら栄養ライターとして活躍中。
    得意分野は悩めるママへの栄養指導。エビデンスがある情報をお届けします。

    発酵食品は子供にも効果あり?腸内細菌とは?

    発酵食品は子どもの健康にも効果あり?効果なし?

    発酵食品と健康を考える上で注目すべきは、腸内細菌です。

    私たちの腸の中には、およそ1,000種、なんと100兆個の腸内細菌が存在します。

    腸内細菌は『善玉菌』『悪玉菌』『どちらでもない日和見菌』という3つのグループに分かれ、食・生活習慣によってそのバランスが変わるのです。

    発酵食品は腸内環境を整える

    最近では、腸の中に善玉菌を増やしましょうという「腸活」が流行しています。

    腸の中で善玉菌が優勢だと、身体の免疫機能が高まります。

    逆に悪玉菌の増加は、肥満やがんといった病気とも関連することがわかっています。

    つまり、善玉菌が優勢になるように腸内細菌のバランスを整えることが健康を守る上で大切なのです。

    参考:厚生労働省 eヘルスネット
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

    そこで注目されているのが発酵食品。

    ヨーグルトや納豆などの発酵食品には、善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を含みます。

    ビフィズス菌や乳酸菌のような、摂取によりヒトの身体に有益な効果をもたらす微生物を「プロバイオティクス」といいます。

    発酵食品は、プロバイオティクスを食べることで、腸内細菌に善玉菌を増やそうという作戦なのですね。

    発酵食品はそれ自体が特別な食品ではなく、ごく日常的にありふれたものです。

    子供にも積極的に食べさせたいところですね。

    発酵食品は便秘解消に役立つ!?

    読者様もご存じの通り、便秘は身体に良くありません。

    ところが、NPO法人日本トイレ研究所の調査によると、小学生の3人に1人は便秘に対するケアが必要なのだとか!

    この調査は、小学1〜6年生の子どもをもつ保護者1584名を対象に行われました。

    アンケートによると、全体の10.0%が便秘状態、21.3%が便秘の予備軍でした。

    (『小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン』に載っている診断基準RomeⅢに基づく)

    参考:
    *特定非営利活動法人日本トイレ研究所、カルビー株式会社『子どもの生活習慣および保護者の意識に関する調査』
    https://www.toilet.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B4%BB%E7%BF%92%E6%85%A3%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E8%80%85%E3%81%AE%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB.pdf
    小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン
    https://www.jspghan.org/constipation/files/guideline.pdf

    便秘は腸内細菌のバランスを悪くしますし、腸内細菌のバランスが悪いと便秘にもなりやすいです。

    この悪循環に陥らないようにしたいところですよね。

    そのために有効な手段のひとつが、プロバイオティクスをとることです。

    慢性便秘診療ガイドライン2017では、「慢性便秘患者においてプロバイオティクスは排便回数の増加に有効であり,治療法として用いることを提案する」と述べているのです。

    参考:慢性便秘診療ガイドライン2017
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/2/109_254/_pdf/-char/ja

    すでにお伝えしたように、発酵食品はプロバイオティクスを含みます。

    もちろん便秘の予防・治療はプロバイオティクスだけではありませんが、手軽に取り組める方法のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか?

    ⇒子供が朝ごはんを食べないとどうなる?影響と食欲アップのコツを伝授!

    発酵食品は子供の健康にもいい?おすすめの発酵食品!

    身近な発酵食品には次のようなものがあります。

    • しょうゆ
    • みそ
    • ヨーグルト
    • 納豆
    • チーズ
    • ぬか漬け
    • ナタデココ など

    子供の健やかな発育のためには、発酵食品だからとヨーグルトばかり食べればいいわけではありません。

    まずは食事全体の栄養素のバランスに気を配りましょう。

    主食(ごはんやパンなど糖質を多く含むもの)・主菜(肉や魚などたんぱく質を多く含みメインのおかずになるもの)・副菜(野菜などビタミン・ミネラルを多く含むもの)をそれぞれ食べることが大切です。

    その中で積極的に発酵食品も取り入れていく、という食べ方がおすすめです。

    栄養素の面から発酵食品を考えると、ヨーグルト・納豆・チーズは主菜にあたります。

    ぬか漬けは野菜なのでビタミン・ミネラルを多く含むので副菜ですね。

    例えば、「朝食にごはんと味噌汁、おかずとして納豆を食べる」「間食にチーズを食べる」など、食事やおやつの1品として発酵食品を食べてみましょう。

    また、ナタデココも、実はココナッツから作られる発酵食品です。

    栄養素としては、食物繊維を豊富に含みます。

    ナタデココ自体にカロリーはほとんどありませんが、シロップ漬けで食べるのが一般的。

    そうすると糖質を多く含む食品ではありますが、それ以外の栄養素はほとんどありませんのでご飯の代わりになるかと言われると微妙なところです。

    ヨーグルトに加えてデザートとして食べてみてはいかがでしょうか。

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    発酵食品は子供の健康にもいい?効果とおすすめの食べ方をご紹介 まとめ

    発酵食品は、プロバイオティクスにより腸内環境を良好に保つ働きが期待されます。

    もう一度ポイントをおさらいしましょう。

    まとめ
    • 発酵食品の微生物(プロバイオティクス)は、腸内環境を整える善玉菌
    • 腸内が善玉菌優勢になることで、便秘の予防・治療を含む健康効果が期待される
    • 発酵食品だけを食べるのではなく、バランスの取れた食事の中に発酵食品を取り入れていくのがおすすめ

    発酵食品は日本で昔から食べられているものばかりです。

    子供でも積極的に食べて、腸内環境を良好にしていきましょう。